シュレティンガ―・無職

私は無職なのか、それとも。

9月25.195日であろう 〜実家の食生活〜

実家では栄養素という概念がおおよそ抜け落ちており、久しぶりに会った我が子とその孫をもてなす食事の初手がセブンイレブンソースカツ丼であったため、わたしは戦慄した。ぶぶ漬けを出す京都人の感覚なのだろうか。我が子はソースカツ丼を美味しそうに食べていて、わたしも食べると凄い美味しかった。両親と同居している妹と妹の旦那さんと一緒にハイキューを見ながら食べるソースカツ丼は、大学時代に友人のアパートで開催される宅飲みみたいな感覚を思い出される。味噌汁も出されてそれもまたセブンイレブンであり、とても美味しいなめこ汁であった。次の日は朝から用事を済ませて、晩御飯時に帰ってきたのですが色々食べてきたのでお腹は空いていない。軽いものがいいなぁと思っていたら、大量の焼いたニジマスがまるまる置いてあった。大皿には謎のクソデカ葉っぱが敷かれており、なんだか原始人みたいな食卓であった。米も野菜も何にもない。ニジマスだけが世界の中心であり、我が子がニジマスを釣り上げた武勇伝を聴きながらかぶりつくニジマスは成長の味がした。食後はハイキューを見た。次の日は妹と出かけて、美味しいラーメン屋があるというのでお昼ご飯にラーメンを食べに行った。いわゆる魚介豚骨系のつけ麺で、魚介鬼強めの味付けで東京ではなかなか味わえないとても美味しいつけ麺だったのですが、麺の量が600グラムもあった。いやいやこんなに食べれないよ?と聞いたのだけど、妹はこれくらい余裕だよと笑ってスルスル食べていく。ぜんぶおっぱいに栄養が行っている妹にならい、するすると食べ切ったけど、胃袋ギチギチに詰められたつけ麺により、寝るまでお腹が空かなかったのでコスパいいなぁと思った。正直吐きそうだったけど、妹はおやつにドーナツを食べていた。次の日の朝は、大量のミニトマトが大皿に盛られており、なんなんだこの食生活はと思った。なんなんだこの食生活はと思った。不健康まっしぐらである。この原始人どもめ!次に来た時はちゃんと料理を手伝おうと思います。とりあえず冷蔵庫の奥底に眠っていた、賞味期限2008年の甘酒を捨てた。新幹線に乗るころには立派な口内炎が出来ていた。我が子はとても楽しかったと弾ける笑顔。口内炎にならないといいけど。