シュレティンガ―・無職

私は無職なのか、それとも。

9月26日であろう 〜恋のほうれん草〜

会社の後輩君に彼女ができたらしい。

先輩がアドバイスに乗ってくれたおかげです!と、はにかみながら伝える彼の顔はそりゃあもう何かの本でみた蘭の花のように咲き誇っておりまして、わたしは本当に何もしていないのだけど、そういう返答も無粋な気がして、じゃあ今度スタバでも奢ってね、と伝える。三連休の最初の日からお付き合いを始めたらしく、付き合いたての休日というのは、ふたりにとっての甘美なパイの実そのもので、それはもう夢のような時間であろうことは想像するに難しくなく、夜はずっと会話しながら一緒にスプラトゥーン3をやっていて寝落ちしたんです!というエピソードトークがなんだかいやらしい行為に聞こえてしまう。そう考えると彼の笑顔はランではなくて、ラフレシアのような淫靡さが豊潤な秋の実りのようにむくむくと花開いて、言葉を失ったわたしは今度スタバでも奢ってね、と伝えるBOTと化した。すると本当に昼休みにスタバを奢ってくれて大変申し訳ない気持ちになった。最近の子はスタバも奢れて報連相もできて偉い。

 

 

 

今日の日記は短縮版。