シュレティンガ―・無職

私は無職なのか、それとも。

10月1から2日にかけてであろう 〜旅に関する11つの俯瞰的解釈〜

・わたしは○○歳である。そしてわたしは、わたしの生が周期したことによる影響で、この旅を終える頃には○○歳になる可能性がある。

 

・月を表現したギターリフで目が覚める。そうしてわたしは草津に旅立つ。

 

・ソフトクリームは美味しい。道中のBGMであるスピッツにとてもマッチする。

 

草津の宿について1番にしたことは、温泉卓球ならぬ温泉に入る前に一汗かくため卓球をすることである。汗はかかなかった。

 

・湯畑を見た。みんな湯畑を背に写真を撮っていた。わたしはあみあみの排水溝から湯気がでる風景に夢中だった。美しく整備された湯畑よりも、わたしの足元にごうごうと流れる名もなき源泉を愛らしいと思った。わたしの手に持つ焼き団子と相性が良かった。排水溝に引っかかっていた、ガラス細工がワンポイントのヘアゴムが美しかった。

 

・でも、燻製たまごは美味しくなかった。

 

ジンジャエールで酒池肉林。サプライズで出されたケーキのロウソクに中々火がつかない。カチカチとライター音だけが祝福をしている光景が、なんだかサプライズを良い意味でつくりものにしていて楽しかった。

 

・2度目のお風呂。ネコからチーズを奪う遊び。セックス。

 

・朝起きて部屋に備え付けの知恵の輪をもくもくとする。全く解けない。おかげで朝のお風呂の時間が短くなる。知恵のない者へのペナルティーであった。

 

・湯豆腐美味しい。でもカリカリベーコン丼はどうかと思う。

 

・帰り道は酔う。ソフトクリームで回復する。三日月は何か足りない美しさがあって、あの湯畑で嗅いだ硫黄の香りが薄れてゆく。きっと自宅に帰るってこういうことなんだなぁと思う。