シュレティンガ―・無職

私は無職なのか、それとも。

10月6日であろう 〜楽しいの根底にある恐怖〜

最近急に寒くなったように、繁忙期というのも急に来るものなのである。そんなわけで、いっそがしい毎日を送っている。そうなると、楽しみにしていたキャンプごっこも少し億劫になってくる。見たい動画も加入しているサブスクサービスに溜まっているけど、なかなか見れないでいる。積み娯楽状態。多分なんだけど、何もしない時間を求めて、そして何もしない時間の価値が上がっているのだろうなと思う。そうなると、この貴重な時間を使って、様々な楽しいであろう行為をしたときに、楽しめなかったらどうしようという、どうしようもなくつまらない恐怖心がねばねばと足元に湧いてきて、娯楽に向かう足が止まってしまう。よっくないね。良くないんだけど、何もしない時間が大切なのもまた事実なわけで、足元はねばねばだし、目をつむって妄想の秋。

 

でも芸術の秋でもあるわけで、こどもと一緒に粘土で遊んだ。ドラクエのスライムを何個作れるかを競い合って、息子はせっせとラーメンを作っていた。どこまでも自由なその思想は紛れもなく芸術であって、ラーメンとスライムを合体させてホイミスライムになった。久しぶりに粘土をこねくり回してこねくり回して、ふと気がつくと足元のねばねばは消えていて、やっぱり楽しいの根底には恐怖なんてないのかもと思える。わたしはスライムたちを全部合体させて大きなキングスライムに作り変えた。元の粘土の固まりになっただけのようにも見えたけど、わたしがキングスライムだと言ったらそうなのだ。

 

今日の短歌

夢の中

あなたに逢うため

それならば

三度寝だって

素敵でしょうね