シュレティンガ―・無職

私は無職なのか、それとも。

5月18日であろう 〜バーバリアンは揶揄をする〜

どうにもこうにもわたしの中のバーバリアンが肥大化している。わたしにもこんな好戦的な側面があったのかと気付かせてくれるバーバリアンは筋骨隆々であり、奥二重であり、4年前に自分の村を滅ぼしたダークナウマン象の象牙をこんぼうとして装備している。口癖は揶揄してぇー、であるからして、わたしもバーバリアンに引っ張られてしまう。揶揄してぇー。揶揄したいけど、どうすれば揶揄できるのか。揶揄するからには、相手にキチンと「あれ?いま揶揄されてない?」と認識してほしい。わたしのバーバリアンを認めてほしいという、浅ましい感情がある。でないと、揶揄る意味が薄れてしまう。ちょっと揶揄しにいかない?とフランクに宣言するべきなのかも知れない。わたしの揶揄をオフィシャル揶揄にするためにも、この揶揄は昨日今日産まれた揶揄じゃなくて、いままで大切に育てていた虎の子の揶揄なんだからね!と、わたしの隠し揶揄を認知してもらいたい。もっと揶揄が流行れば良いのに。インスタグラマーが、お洒落台湾スイーツと一緒に揶揄をチラ匂わせすれば、瞬く間に揶揄が流行して、今日はこれからしゅきぴと揶揄!みたいに、もっと社会全体として自分の心を曝け出せる様になるかもしれない。揶揄専門店とかもどんどん出てきて、朝の情報番組であるラヴィットとかで、新感覚揶揄ランキングを特集して、見取り図さんが紹介するのだ。この揶揄、中にガナッシュとフランボワーズソースが入ってて、しかもサクサクで美味しい!みたいに。バーバリアンが大人しくなってきたので、揶揄してひとねむりする。